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| 連載「コロナ災害から見えてくる現代社会の問題」
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掲載日:2020年5月18日

第3回 いまこそ目指そう!持続可能な食と暮らし

コロナであらわになった食の不安

いまこそ目指そう!持続可能な食と暮らし
稲刈り風景(羽生市内)

お昼に食べたパンの小麦、野菜に卵、鶏の飼料のトウモロコシ。いま着ている服や靴は?
あたりを見回すと、世界中から運ばれてきたモノであふれているのではないでしょうか。

様々な輸入に頼ってきた私たちの生活ですが、感染拡大の影響は世界中に波及し、穀物の輸出制限など食糧市場も大きく変化しています。

これまで当たり前だった、お金を出せば何でも買える便利で豊かな暮らし。
それはグローバル経済に依存し、ひとたび災害や感染症が起こると、あっという間に国や地域を飛び越えて弊害がもたらされる脆弱なシステムでもあります。
食料自給率が37%、お米以外の穀物、小麦や大豆、飼料用のトウモロコシなどの9割を輸入に頼っている日本の私たちの食卓は、常に不安が付きまとっていることに今回のコロナ災害で気付くことになりました。

これからの暮らしは地産地消で

いまこそ目指そう!持続可能な食と暮らし
水田とあずまや(羽生市内)

遠い国で生産されたモノに頼るのではなく、まずは国産を。
できれば地元の風土に根ざした野菜や食品を選んで消費すること。
大型チェーン店ではなく地域のお店に買い物や食事に行き、グローバルではなくローカルな経済を循環させること。
自分自身で種を蒔くことも含め、多くの人が地産地消に参画することは、食料自給率の向上やコミュニティの形成に繋がります。

そしてなにより、TPPやFTAを推進していくのではなく日本の農業を守ることは自分達のいのちを守ること、つまり食の安全保障でもあるのです。それは多様性や危機管理、お金に換えられない価値だけでなく、経済的・環境的にも持続可能な仕組みを生み出していきます。

私たち一人ひとりの買い物や選択が、実は地域や世界と結びついています。
今こそ暮らしを見つめなおし、生産者・消費者がともに支えあう暮らしへと転換する時ではないでしょうか。

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宛先 saitamaken.shimin.network@gmail.com