[ホーム | 索引] 掲載日:07年11月3日

taitol

NO.42 (07.11.1)

 目次

タイトル

 「大量生産・大量消費・大量廃棄」により生み出されたゴミは、「集めて・処理して・捨て」られてきた。住民の反対で新しい廃棄処分場を建設することが難しくなり1995年、「容器包装リサイクル法」が制定された。

コラム

 容リ法は、「分別収集から選別・圧縮・保管まで」は自治体負担(税金)、その後の「再商品化」のみ企業負担とした。生産者は「使い捨て容器を作って処理を市町村に任せた方が得になる」ことに。

 家庭ゴミ容積の6割以上を占める容器包装廃棄物は03年度、税金負担3000億円・生産者負担399億円で処理された。

 ペットボトルやトレイ等が次々生産され、リサイクル率はあがったけれど、生産量がそれ以上に増えゴミは減らなかった。生産者の費用負担が軽いため、CO2など環境負荷を抑制する「減量(リデュース)」・「再利用(リュース)」より「いったん素材に戻して再生する(リサイクル)」が優先され、廃棄物の発生抑制につながらなかった。

 今年4月の法改正では「レジ袋有料化」は流通産業界の反対で先送りされたが、5年後の見直しに「有料化」が盛り込めるよう、「容器包装の3Rを進める全国ネットワーク」では10月5日より今年いっぱい、全国で一斉に『レジ袋NOデー』アンケートをおこなっている。

(吉田)


タイトル

埼玉県市民ネットワークと地域ネットは10月、スーパーの店頭、生活クラブ生協の生き活き交流会と展示会でレジ袋アンケートを行いました。

設問1「年間ひとり何枚もらっていますか」

 かなりの枚数もらっていることは皆さん実感していて、「子供が毎日下げて帰ってくる」「すぐ一杯溜まってしまう」。 「本当はもらわない方がいいのよねえ」「わかってはいるんだけど」という声も。

設問3「レジ袋をもらう理由」

 「持ってくるのを忘れた」が一番多いですが、「他に使い道がある」もかなり多く、ゴミを出す時など、レジ袋を使い回しています。

設問5「レジ袋削減に有効な方法」

 実施店舗がふえてきていますが、「有料化」と「現金割引」が有効と思う人が多い。「もっとポスターなどで呼びかけを」「回収場所を作る」「子供の時から教育する」等の意見、また「有料化必要なし.自分の袋を持参すべし」ときっぱり言い切る人も。

 今回アンケートを対面でやってみて、「必ずマイバックを持って行く」男の人や、「ゴミもほとんど出さない」人など、生活スタイルが見えました。このアンケートをきっかけに、レジ袋を減らそう、ゴミを減らそう、地球環境を考えようと思う人がどんどん増えていくように、これからも活動を続けていきます。(西尾)

レジ袋NOデー アンケート 結果
レジ袋NOデー アンケート

レジ袋削減にスーパーなどの工夫

 4月の「容リ法」改正により容器包装ごみ減量が義務付けられた小売業者で、レジ袋削減にいろいろな工夫が始まっている。

ポスター

 西友ではレジ袋を辞退すると買い物額から2円を割引くペイバック方式を取り入れた。各店舗内で週のレジ袋辞退率を表示している(写真)が30%ぐらいをキープしている。またマイバッグ「ハチドリくん」(ポリエチレン製)は20円で販売し、破れたら何度でも無料で交換している。

 今回の法改正では「有料化」は業者判断に委ねられたが、県内Sコープ2店舗では有料化を試験的に始め、(客数はわずかに減ったものの)辞退率が約70%に伸びたそうだ。

ほとんどの店が「有料化はレジ袋削減に効果があると思う」と答えている。(渡辺)

レジ袋削減の取り組み例(富士見市、他)
取り組み例スーパー名
レジ袋を断るとスタンプ、20個で100円の金券にヤオコー、東武ストア、マルエツ、エコス、ダイエー
レジ袋有料化BigA、サンディ、さいたまコープ(2店試験中)
レジ袋の代わりに環境基金へ寄付さいたまコープ
ペイバック(2円)西友
マイバッグ販売エコス、さいたまコープ、西友
店内呼びかけ、ポスターなど各店舗、コンビニ
レジ袋辞退率表示西友
レジ袋削減目標設定さいたまコープ
台湾5年前から法律でスーパー、コンビニ有料化 約15円

そのレジ袋があの埼玉県環境整備センターへ

 寄居にあるこの最終処分場は、廃棄物処分地を自ら確保することが困難な県内の市町村・中小企業などのために、廃棄物埋め立て事業を行っています。

 私たちの使っているレジ袋のなかにはゴミ焼却灰となってここに持ち込まれるものも。京都大の調査では輸入される色レジ袋から有害な鉛が検出されています。

 自宅の隣にもし環境整備センターがあったらと思うとこわい。今、危険な廃棄物を受けている寄居町の皆さんに大きな不安を押しつけています。(大橋)


自治体の取り組み埼玉はどうなの?

3Rについて

 多くの自治体では環境講座、3R運動の推進など「ゴミ減量」「CO2削減」に精一杯取り組んでいるのが分ります。

 東京都は「お買い物はマイバッグで」を提案し都民に呼びかけ、杉並区では(仮称)「杉並区レジ袋有料化等の取組みを推進する条例」を策定する予定で、区民からの意見を募集し、説明会を開催しています。

 名古屋市は「レジ袋削減に向けた取り組みに関する協定」を三者で締結しました。

 静岡県掛川市では、「ゴミ減量大作戦」を実施しています。平成14年6月から消費者とお店、行政が協力してマイバック運動を始め、平成19年市内4店舗で実施したときの調査では38%でした。さらに「消費者協会」「スーパー協会」「市」の三者が「レジ袋削減に向けた取り組みに関する協定」を結び、平成20年12月末までに持参率80%を目指しています。協力しているお店や買い物のマナーなどをホームページに載せるなど、市が積極的に動いています。

 埼玉県はホームページでマスコット「コバトン」がマイバックの使用とレジ袋削減を呼びかけていますが、印象薄? やはり行政と企業を巻き込む運動にしていくことが必要なんですね。目標が見えてきました。(竹花)

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