" 全国市民政治ネットワーク交流集会2018 " 開催

2年に1度の全国市民政治ネットワーク交流集会が、7月21日(土)、22日(日)の2日間、東新宿で開催されました。今年のテーマは 「 今こそ、市民政治を拡げよう 」。

初日は全体会で「社会保障と財政」の講演&パネルディスカッションの企画でした。パネラーは慶應義塾大学経済学部教授の井手栄策さんとNPO法人ほっとプラス代表理事で聖学院大学客員准教授の藤田孝典さん。コーディネーターは越谷市民ネットワークの代理人(市議会議員)辻浩司が務めました。

はじめに、著書「下流老人」で有名な越谷在住の藤田さんが、生活に困窮する人々を支援に結び付ける活動の中から見える、ごく普通の人々が貧困と隣り合わせに置かれている現実を語られました。

それを受けて井手栄策さんは、消費税をしっかり上げて、教育や医療、子育て、介護等(総称してベーシックサービス)を所得に関係なく平等に無償化するという税の再分配の方法を語られました。国民の85%が老後に不安を感じているにもかかわらず、92%が自分を「中流」と認識している日本人は「貧困層」に税金を使うことを嫌がり、そこに分断が生まれてしまう。貧困と分断の問題を福祉国家を目指すことで解消し財政を回すという画期的な考え方です。

自己責任論が声高に叫ばれ、結果的に国民自身が格差是正に反対している日本。分断を乗り越えるためにも「格差是正は政府の仕事」という認識を広め、財源に踏み込んで合意形成をしていかなければいけないことを改めて確認しました。

2日目(22日)には分科会が行われ、埼玉県市民ネットワークは第4分科会を担当しました。テーマは「専業主婦無き時代の代理人運動の課題と展望」。

分科会に先立ち行ったアンケートからはネットの活動をする人達の高齢化、若い人を活動に繋げるのに苦労している様子が見えました。

でも、そんな中でもいろいろ工夫しながら前向きに活動している6つのネットが報告をしてくれました。
・事務所を居心地のいい空間に ( 市民ネットワーク・いなげ )
・興味のある企画を運営委員がそれぞれ主体となって企画する ( 東京・生活者ネットワーク・昭島ネット )
・市民に開かれた6つの部会と代理人を4人に増やした秘訣 ( つくば・市民ネットワーク )
・運動グループとともにアクション ( 神奈川ネットワーク運動 )
・市民参画政治と6つのアクション ( 市民ネットワーク北海道 )
・ネットを増やす 「新しいネット像プロジェクト」「活動とお金プロジェクト」( 埼玉県市民ネットワーク )

埼玉県は羽生市に新しくはにゅう市民ネットワークが誕生し、選挙に向けて元気に活動していますが、まだまだネットの数も少ない県です。みんなが不安を抱えている今、市民の立場から発言していくネットワークの運動をもっと広げていかなければいけないと感じた2日間でした。