市民ネットワークとは

「議員」――と聞いて皆さんはどんなイメージをお持ちですか。
選挙前にはぺこぺこして、当選すると肩で風を切り、道路を直してもらうときなどには役に立つが議会で何をしているかわかりにくい・・といったところでしょうか。

私たちネットワークでは、カンパとボランティアで選挙に取り組み議員を誕生させますが、その議員を「代理人」または単なる「議会担当」と呼びます。政治活動に議員は不可欠ですが、街をよくする主体はあくまで市民一人ひとり、街の中の問題を解決しようとする主体的な市民(自治する市民)が増えることこそが本当に住みよい街をつくる、議員の役割は、その情報と権利を活用して自治する市民をサポートすることだ、と考えるからです。

ですからネットでは市民の方々と共に議員も含めてネットメンバーがみんなで調査、学習、提案活動に取り組み、「代理人」としての議員がその提案を議会に届けます。

そんなやり方で政治を市民のものにする活動を代理人運動と呼んでいます。

この代理人運動は『3つのルール』で進めます

1.議員を職業化させないためのローテーション制

2.議員報酬はネットワークで管理し、ネットの活動費として使う

3.選挙はカンパとボランティアでお金をかけない手作り選挙

生活クラブ運動グループ宣言(2003年11月)

私たちは、おおぜいの仲間と力を合わせ、一人ではあきらめてしまうような様々な社会の課題を解決する運動を進めます。 三者はそれぞれの特性を生かし、知恵と力を集めることで、市民一人ひとりが生き活きと暮らしつづ けられる地域を作ります。

私たちは、おおぜいの仲間と力を合わせ、一人ではあきらめてしまうような、さまざまな社会の課題を解決する運動を進めます。

三者はそれぞれの特性を生かし、知恵と力を集めることで、市民一人ひとりが生き活きと暮らしつづけられる地域をつくります。

生活クラブ運動は、地域の課題をおおぜいの力を合わせて主体的に解決していく運動です。消費者の買う力を集めた共同購入は、生産と流通のあり方を、企業価値から利用価値に変換することに役立ってきました。生活クラブが作り出した「無調整牛乳」や「遺伝子組み換え食品反対」が社会の大きな流れとなっているのは、継続して力を合わせてきたからです。

しかしながら、生活クラブは生協という組織形態を取っているために、「員外利用制限」と「特定の政党のためにこれを利用してはならない」など生協法の制限と、「誰もが出資し、利用し、運営する」原則があります。

そのため、継続して労働することにより地域に有用な事業を生み出していくワーカーズ運動や、議会に代理人(議員)を送り出して立法機能を使って社会制度を変えていく代理人運動が、生活クラブの運動から生まれてきました。