衆院議員定数の1割を削減する法案に反対します

自民・維新の両党は、12月5日衆院議員定数の1割削減をする法案を国会に提出しました。与野党の協議会で法施行後1年以内に結論が出なければ、公選法を改正して「小選挙区25、比例区20」を自動的に削減する規定を盛り込んだもので、今国会で成立をめざしています。
国民・市民の政治不信は深く、「政治とカネ」の問題が全く解決しない中、なぜ今議員の削減なのか、根拠も見えない状態です。議員には政策づくりや国会議論など本来の仕事を全うすることが求められているのであって、議員数を減らすことが解決策ではありません。まずは企業・団体献金の規制こそが最優先です。
埼玉県市民ネットワークは、市民自治を標榜するローカルパーティとして、地方政治の現場で多くの市民とともに参加と対話のしくみづくりや実践を重ねてきました。議員は、議会という政策決定の場で市民の声を代弁し、議論の積み重ねによって理解を広め、政策実現を図る役割であり、その自覚のもとに日々活動しています。
人々の暮らしが多様化している中、国会においてもさまざまな市民の声を反映させていかなければなりません。国民・市民の多様な声を「切り捨て」ることに直結する行為であり、民主主義を細らせることに他なりません。この民主主義を否定するような乱暴な行為は断じて認められません。埼玉県市民ネットワークは、自民・維新両党が進める衆議院議員定数削減に強く反対し、ここにその意思を表明します。

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